佐賀県がスゴイ理由

投稿日 2017年6月10日

図※をご覧ください。
これは、佐賀県を訪れたタイ人の宿泊観光客数の推移です。
平成25年に370人でしたが、平成28年には5,820人と、
3年間で15倍超と急激に伸びているのです。
皆さん、この原因は何だと思いますか?

外国人観光客が喜びそうな観光地といえば、
京都や東京や北海道などが思い浮かびますよね。
こう言ってしまうと佐賀県民の方々に怒られそうですが、
「なぜ佐賀県に?」と思われる方も少なくないと思います。
答えは「ロケ・ツーリズム」です。

2013年にタイ人の訪日観光ビザ制度が緩和され、
佐賀県庁の職員がこれに目を付けました。
タイのTVドラマや映画のロケに佐賀県を使ってもらえれば、
それを観たタイ人が佐賀県に観光に訪れるのではないかと。
佐賀県は、この仮説に基づき、詳細なマーケティング調査を実施しました。
そして、市場性はあると判断し、AIDMA理論、マーケットイン、マーケティングミックス4Pなど、企業と同様のマーケティング手法を駆使して、多数のロケ誘致に成功したのです。
その結果が冒頭の数字です。

『プロダクトアウト』になりがちな地域の観光戦略に対して、
マーケティング理論に則った佐賀県の取り組みは学ぶべき点が多いです。
私はかねてより「政治・行政には経営力が必要だ」と主張していますが、
まさにそれを佐賀県が証明してくれました。
自民党クールジャパン戦略推進特命委員会の『地域発クールジャパン発掘PT』の座長として、
各都道府県にも佐賀県の取り組みを紹介しようと思っています。
(※観光庁「宿泊旅行統計調査」、佐賀県資料より)