東海村原発視察報告②

投稿日 2015年11月25日

外に見える看板に目が行きました。

・東海村は日本一危険な村です!
・村内原子力関連施設12カ所。
・核燃料2,014体
・高レベル廃棄物(個体)247本
・高レベル廃液420㎥ 六ヶ所村の1.7倍・・・

東海村にある老人ホームの経営者が掲示しているそうです。
別の場所にある老人ホームの看板には「東海第二原発再稼動断固反対!利用者、スタッフ避難できません」の文字が。
原発で事故があったときに、老人ホームのご入居者様やスタッフは速やかに避難できないため、原発には断固反対とのことです。

避難に対する懸念には理由があります。
規制委員会による再稼働の適合性審査には避難計画の審査が含まれておらず、避難計画の策定は自治体の責任になっています。
お会いした村会議員のお話によると、東海村の避難計画では、村民の半分は県外、残りの半分は県内の他の市長村に避難することになっているそうです。
原発から5km圏内の村民から先に避難する計画のようですが、5km圏外の住民も一斉に避難してしまい、自家用車での避難者が道路に殺到し、渋滞が発生して避難できないのではないか?と村会議員も懸念されています。

避難計画は本当に適切なのか、避難計画通りに避難できるのか、東海村の老人ホームの経営者は不安に思っているのでしょう。
私もかつて、老人ホームを経営していましたので、そのお気持ちはとてもよくわかります。

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【まとめ】

東海村の視察を通じて、原発にはいくつかの大きな課題があると改めて感じました。
・原発そのものの安全性(安全基準)の問題(想定外は本当に起こらないのか?)
・使用済み核燃料・核廃棄物の処理の問題
・避難計画の問題

これらの問題は、技術的にも政治的にも、論理的には解決できるものなのかもしれません。
しかし、東海村を視察して、廃炉工事の現場を見て、使用済み核燃料の乾式キャスクが発する熱を触って、一つの事実に対する推進派・慎重派・脱原発派それぞれの見解が全く異なることを知って、ひとつの疑問に辿り着きました。
「核」「原子力」は、人類が触れてはいけないものなのではないか?

安倍首相は2015年2月の施政方針演説で「長期的に原発依存度を低減させていく。徹底した省エネルギーと、再生可能エネルギーの最大限の導入を進める。」と述べられています。
この安倍首相の方針は正しいと、改めて感じました。
省エネルギーを徹底し、再生可能エネルギーの最大限の導入を進めれば、原発依存度は可能な限り低減、つまり“ゼロ”にできます。
そのストーリーをどのように描くか。
私の最重点政策テーマの一つとして、これから勉強して参ります。

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視察日:2015年11月25日