友達から始めよう

投稿日 2019年2月4日

トルコの駐日特命全権大使のハサン・ムラット・メルジャン氏が議員会館の私の部屋を訪れてくれました。
ハサン大使は自らもトルコ議会の外交委員長を務めたご経験から、日本の衆参の外交防衛委員長には必ず直接ご挨拶されるとのことです。

トルコは130年近く友好関係を育んできた親日国です。
自動車関連企業や食品メーカーなど200社を超える日系企業が進出しており、トヨタ自動車のトルコからの輸出額は第二位を誇るとのことです。
国民一人当たりGDPは、2010年には2,900ドルだったのが2019年には10,000ドルを超え、約10年で3倍以上になる見通しであり、さらに15,000ドルを目指すとのことです。
目覚ましい経済発展です。
「トルコには本格的な日本食レストランが少ないから渡邉先生に作って欲しい」
そんな言葉もいただきました。

話題はすぐにシリア情勢へ。
昨年12月にはトランプ大統領がシリアからの米軍撤退を発表しました。
しかし「ISは弱体化したものの根絶はしておらず、解決すべき様々な問題がある」とのことです。
トルコは約350万人のシリア人難民を受け入れており、シリア内戦の利害関係国の一つですが、シリア情勢には米国、ロシア、イランなど、様々な国の思惑が絡んでいます。

帰り際にハサン大使からお土産としてトルコの伝統的な甘いお菓子を頂戴しました。
「トルコには、甘いものを食べながら甘い話をしよう、という言葉があるのです」。
続いて、「本格的なトルコ料理をご馳走しますので、ぜひ、大使公邸にお越しください。まずは友だちになりましょう」と仰ってくれました。

シリア情勢はとても甘い話とは言えません。
しかし、エルドアン大統領の側近として、外交畑で長くご活躍されたハサン大使のお言葉や立ち振る舞いには、学ぶべきところがたくさんあります。
「まずは友だちから」
「ときには甘い話も」
敵対的な態度をとれば、相手も身構えて敵対的になります。
ハサン大使の立ち振る舞いに外交のあるべき姿を見る思いがしました。