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経済 2008.09.16

中国に出るリスク、出ないリスク

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ジャーナルイメージ 中国に進出した店舗の外観。
2008年9月現在、海外に26店舗を展開している。中国製冷凍ギョーザによる中毒事件が中国内でも発生していたことが分かった。中国政府から外務省へ連絡があったのは、主要国首脳会議(洞爺湖サミット)の開幕日であり、日中首脳会談の2日前に当たる7月7日夜だったという。
われわれにそうした事実は伝わらなかった。官僚の隠蔽体質には憤りを感じえないが、今回は、中国リスクについて考えてみたい。

ワタミが中国に進出するにあたり、現地の工場へ視察を行った。現地の工場に行ってみると、生産ラインの脇に洗剤が無造作に置かれている。つい25年前まで日本の工場でもそれほど威張れる状況でもなかったが、コンビニエンスストアが弁当を置くようになり衛生管理が厳しくなり、日本の工場でも衛生状態が飛躍的に良くなった。
ところで、中国。今回のギョウザ事件は起こりえるして起こったと思う。事件の全貌は見えていないが、人為的なものを感じる。中国社会における格差の広がり、お金に対する欲望の強さには驚く場面が多い。
巷間言われることだが、その意味では、北京五輪、上海万博の後のリスクが大きいだろう。共産主義が続くのかどうか、情報社会の中でどうやって一党独裁を続けるのか、真のリーダーは現れるのか、等々。注意深く見守っていきたい。

ワタミでは現在中国に合計30億円の投資を行っている。30億円という数字は、何かあった時、ワタミが吸収できるギリギリの線だ。中国の経済成長は疑いない。中国に出るリスク、出ないリスク、世界中の経営者は胃を痛めながら中国への投資を続けていくのだろう。

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