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JOURNAL 思想・時事評 | 「関心」の輪を広げて、ともに行動しよう!

経済 2008.12.02

悲観し楽観するのが経営者の基本

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 先週に続いて、景気と経営について。
 いよいよ、景気が悪くなってきた。今年の新車の国内販売台数が34年ぶりの低水準に落ちこむ見通しだという。34年前と言えばオイルショック時だ。これだけを見ても、事の深刻さが分かる。
 しかし、だ。こういうときこそ経営者には「楽観」が求められるのではないか。なにを言っているのか、という声が聞こえてきそうだ。若干説明がいるだろう。
 
 私は、毎月10を超える会社の役員会に出席している。「どうしてそんなことができるのですか」という質問をよく受ける。答えは事前の想像力だ。1カ月前の役員会で幹部には指示を出している。1カ月経って、その変化が目の前に現れる。あるべき姿との差異が生まれてくる。ギャップはいきなり生まれる。例えば、手づくりの病院給食の原価が考えられないくらい上がったとする。あるべき姿との差異だ。差異をも類推しておかなければならない。
 変化をイメージし、類推する力が経営には求められると思う。
 差異が出たら、最悪のケースを想定し手を打つ。打つべき手は打ち尽くす。そして、ここで初めて楽観するのだ。打てるべき手はもう打ち尽くしたから、大丈夫だろう、と。
 言葉を換えれば、悲観し、手を打ちそして楽観するのが経営だと思う。悲観ばかりしていても意味はないし、ましてや根拠のない楽観は論外だ。

 景気が下向いてきた今こそ、悲観し手を打ち、楽観しようではないか。なにしろ、景気は「気」が大切なのだから。

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