
先日、ある国会議員の方に驚く話を聞いた。
2012年度予算の一般会計歳出規模は約94兆円。民主党政権ができる前の08年度が約82兆円。この間、経済成長がなかったにもかかわらず、12兆円あまりも歳出が増えたことになる。
高齢化に伴い社会保障費は年間1兆円増えるといわれている。4年で4兆円。 12兆円から差し引くと8兆円。実質8兆円が社会保障の自然増以外に使われたのだ。
12年度予算を見ても、整備新幹線(3区間)は全て着工が決まった。エコカー減税も継続される。
八ッ場ダム問題でも民主党は昨年12月、建設再開を決めた。2009年衆院選の政権公約の撤回である。
なんというバラマキ。
一方、消費税率を5%引き上げると約13兆円の税収増となる。この金額は12兆円の歳出増とぴたり一致する。
「大盤振る舞いの後始末として増税分が使われようとしている」と代議士に言われても仕方がない。
いま、世の中、財政赤字が深刻なうえ高齢化社会を迎えるので増税やむなし、という空気になっている。マスコミも財界もそうした意見が多い。
私も、増税やむなしとは思う。しかし、だ。こうしたバラマキが行われている状況で増税を決めてもいいものか。将来に禍根を残さないか。
改めて立ち止まり、冷静に経済の大枠(日本はどうやって生きていくのか)を考えるべきではないか。官と民の役割分担を見直すべきではないか。
国会議員の方の話を聞きながら、そう思った。