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政治 2011.12.16

政治家には失言はない、それが本音

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 政治家や官僚の失言が止まらない。

 田中聡・前沖縄防衛局長は11月28日夜、普天間移設の前提となる環境影響評価書の提出時期を一川防衛相が明言しないことについて「犯す前に犯しますよと言いますか」と発言、解任された。

 品性を疑う汚らわしい発言だが、それで思い出すのが太田誠一・元総務省長官。太田氏は「集団レイプする人はまだ元気があるからいい」と発言。大問題になった。
 そもそも、下品なたとえ話をする人にろくな人物はいない。経営者にもそうした人はいるが、政治家や官僚がこうした発言を行うのは論外だ。

 そもそも、私は失言という言葉はおかしいと思う。失言ではなく、それは本音。むしろ、ほんのちょっとした言葉遣いに、その人の価値観や哲学が出てしまう。本音が出るのだ。

 「(国民との)約束を守らないことはたいしたことではない」と発言した小泉純一郎・元首相。
 「原爆投下はしようがない」と言った久間章生・元防衛省長官。
 ・・・

 失言、いや政治家の発した本音の数々をあげたらキリがない。

 では我々はどうすればいいのか。
 忘れないことだ。喉もとを絶対に過ぎさせない。言葉を風化させない。

 中国の古典「礼記(らいき)」のなかにこんな言葉がある。
 「綸言汗のごとし」。綸言(りんげん)とは天子の言葉のこと。地位が高い人の言葉は汗のような物。一度自分の口から外に出たものは戻ってこない、取り返しがつかない、という意味だろう。

 綸言を忘れず投票行動に表す、というのが私たちの最大の務めだろう。

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