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社会・環境 2010.08.06

高齢者の行方不明が続出、高齢者をみなで守る社会を作ろう

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 全国で100歳以上の高齢者の所在不明が相次いで発覚している。
 読売新聞によると、8月5日午前時点で100歳以上の高齢者の所在不明は計52人となった、という。

 

 自治体の取った対応を見ると信じられないようなことばかりだ。

 

 大阪府泉佐野市の103歳男性の場合、市が4年前、男性の住民登録上の住所を訪ねた際には別人の表札がかかっていた。それ以上探してもいない。現在は住所地は更地になっている、という。要するに深くお年寄りと係わっていないということ。

 

 ワタミではいま、3338人のお年寄りのお世話をさせていただいている。最高齢の方は108歳になる。(7月末現在)
 彼らと一緒に取り組んでいるのが「4大ゼロ運動」。おむつゼロ、経管食(チューブを通して栄養を摂取すること)ゼロ、特殊浴(機械による入浴)ゼロ、車イスゼロを推進している。こういった営みは誰でも自分で行いたいもの。できるかぎりお年寄りの自立を支援したいと思っている。
 福祉というと「してあげる」というニュアンスが強い。しかし、実際は「させていただいている」と思う。

 

 しかし、自治体だけを責めるべきではないだろう。我々みなの社会全体の問題だ。
 社会全体で高齢者と向き合い、高齢者を守っていく。そんな基本的なこともこの国はできなくなってしまったのだろうか。
 おせっかいな社会にもう一度戻そうではないか。隣のおじいちゃん元気かなって、みなが心配する社会に戻したらいい。

 

 人の幸せはお金だけでは得られない。お金は手段でしかない。お金で得られる豊かさより、みなでお年寄りをいたわる社会の方が豊かではないか。
 私はそう確信する。

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