
日本相撲協会の「ガバナンス(組織の統治)の整備に関する独立委員会」が7月31日、両国国技館で開かれた。第三回目の会合だ。
今回、暴力団排除対策の骨子をまとめたが、ポイントは5人の親方がオブザーバーとして会議に参加したことだ。
参加したのは、各一門を代表する大山、湊川、春日山、春日野、勝ノ浦の5親方。約1時間半、暴力団との関係や部屋運営、一門制度などについてヒアリングを行った。事情聴取といったものではなく、状況を聞いたという表現が正しいだろう。
その中で思ったことは3つある。
社会の側に誤解があると気づかされた。
まず、第一は、暴力団とのかかわり。いずれにしても、大相撲の関係者は暴力団と関わりをもっているのだろうという見方がされているが、それは正しくないなと思った。今回参加した5人の親方の話を聞いていると、それは一般的なことではないと思った。
二つ目はごっつあん体質。あるひとは納税意識もなく税金もちゃんと納めていないだろうといった目で力士を見ているが、それはあやまりだと分かった。彼らの納税意識はしっかりとしている。税金を納めている。
三つ目は彼らの意識。彼らは変わろうとする気が無いのではないかという意見も耳にするが、決してそんなことはない。相撲協会のひとたちは非常識という先入観も誤りだった。5人の親方の話を聞くと、彼らは常識をよく理解している。変わろうとする覚悟も強く感じた。グループで勉強会も始めていて、非常に前向きであると分かった。
この三つの誤解が解けたことが今日の収穫だった。
相撲協会が新しく生まれ変わることをお手伝いしたい。よくなろうとしている協会を信じたい。そう強く感じた。