
日本相撲協会独立委員会のメンバーに選ばれた。
1週間ほど前に協会の村山理事長代行からお電話をいただいた。もう一度信頼を取り戻すためだったら、やらせていただきますと、お受けさせていただいた。
今回の野球賭博事件については6月24日のジャーナルで、私の考え方はすでに書いている。簡単にまとめると次のようになる。
「日本相撲協会の事業活動収入が109億1522万円。年6場所なので、ひと場所開くと14億円以上が入る計算だ。この日本相撲協会のかじ取りをしているのが、12人の理事だ。 いわゆる、売上高100億円の会社に役員が12人も必要だろうか。ありえない。これくらいの規模であれば理事は6人程度で十分だ。半減すべきである。加えて、経営のプロを外部から招き、内部の親方は2人くらいで良いのではないか。6人のうち、外部4人、内部2人の割合でよいのではないだろうか。」
こうした意見を書いたが、ただ、7月16日が独立委員会の第1回目の会議なので具体的なことは何も分かっていない。権限や責任がまったく明確になっているわけではない。実際、組織改革は改革される側が望んでいなければできない。相撲協会の方々がこのままでいいのではと思っているなら改革はムリだと思う。
だから、相撲協会の方が変えたいんだ、変わりたいんだ、ついては、企業のガバナンスの方法を教えてほしいというのなら、僕は何でも差し上げることができる。ただし、今の段階においては、そうではない空気も感じる。そうであれば難しいと思う。
いま日本相撲協会にとって大事なことは2つあると思う。
1つは信頼を取り戻すこと。税的にも優遇を受ける社会的な公益法人としての存在なのだから。それからもうひとつは、今まで明治時代から続くビジネスモデルというのを考え直す必要があるのではないかということだ。これから50年、100年、大相撲が続いていく、持続可能な新たなビジネスモデルを作り上げていかないといけないと思う。
信をとりもどすこと、そしてビジネスモデル、この2つのことをやらないと相撲協会は生き延びていけないのではと、心配している。