
先々週、アジア各国を回ってきた。
中国、台湾、インドなど。そこで感じたこと、「2題」について書いてみたい。
まず、若い人たちのエネルギーに心打たれた。中国、特にインドでは若い人たちのぎらぎらとした野望に圧倒された。言葉を換えれば、上昇志向といってもいいかもしれない。この若者たちが、これからの経済発展を担っていくと実感できた。
飜って日本。
日本に帰って日本能率協会がまとめた今春の新人社員意識調査を目にした。年功序列と実力・成果主義のどちらの会社で働きたいかという質問に、年功序列を選んだ人が2001年度の調査開始以来初めて過半数に達した、という。定年まで勤めたいと答えた新人も過去最高の50%を超えた。
会社に入ってみたものの、何か違う、もっと成長したい、起業したい、あらゆる可能性があるだろう。そのときは、安定よりは自らの成長を選んだ方がいい。年功序列がいいとなると、上司になにか意見を言うといったことも難しくなる。
組織は、個人が自ら作っていくもので、ぶら下がるもの、何か与えてくれるものではない。
アジアの国々と単純に比較するのは適切ではないかもしれないが、若者の意識の差にがく然とする。
アジアを回ってもう一つ感じたのが、日本のアニメ進出のすさまじさだ。テレビでチャンネルを変えるとかならずっと言っていいほど、日本のアニメを目にした。街を歩いていても、日本のアニメ関連の商品を目にした。
まさに、「ジャパンクール」の拡がりが感じられた。
これから日本は何を輸出していくのか。自動車や家電製品といった工業製品も当然だろう。しかし、東アジアの成長を考えたとき、日本のアニメ関連など「ジャパンクール」は重要な戦略製品になる。ある種、国を挙げて戦略として位置付けていくべきだと強く感じた。