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政治 2010.03.25

国民目線を感じない高速道路政策

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 政府は3月12日、高速道路料金を地方で土日祝日に「1000円乗り放題」とする割引制度のために確保した財源を高速道路整備に転用できるようにする「道路整備事業財政特別措置法」の改正案を閣議決定した。
 政府は、前政権が実施した1000円乗り放題を廃止し、新たな割引制度を導入する方針だが、高速道路整備への転用により、ドライバーにとっては実質的な値上げとなる、という。

 今回、閣議決定された転用法案も、「小沢一郎・民主党幹事長が昨年12月に政府に申し入れた高速道路の整備推進を求める重点要望を踏まえたもの」との報道が出ていた。まさに選挙対策そのものだ。

 高速道路無料化も遅々とした歩み。10年度の無料化路線のために投じられる財源は、1000億円に削減された。実施路線もごくわずかしかない。当初は6月から実施すると言われていたが、それも世論の反発を懸念し、夏の参議院選挙後という話も出ている、という。

 まさに、なにをか言わんや。

 高速道路の無料化は経済効果が目的とされていた。首都高速や阪神高速が外され、いまの案ではその経済効果もあやしい。
 そもそも論で言えば、どの路線を無料化すれば窮極、国民は幸せになれるか、だ。便利になったり、生活路線が確保されたり、国民目線で考えなければ無料化も意味がない。

 高速道路整備への転用問題にせよ、高速道路無料化にせよ共通点は、国民目線で国民の幸せを考えていない点。それがはたして、政策と呼べるのだろうか、私は疑問に思う。

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