
早いもので2009年も終わろうとしている。デフレが進行し、二番底懸念も出始めた。みなさまにとって09年はどのような年だっただろうか。
今年初めのジャ-ナルで私はこう書いた。
『09年はこのままでは社会が大変な年になるとみんなが気付く「覚」の年になるか、はたまた、どうせこんなものだろうと厭世的な気分が広まり「壊」の年になってしまうのか。残念ながら「壊」の可能性が高いかもしれない。しかしそれではいけない』と。
結果的に、今年は「変」の年だったのではないか。
「壊」にはならなかったが、「覚」と言えるまでにもならなかったのではないか。国民は変化を求めた。衆議院で300を超える議席を民主党に与え、政権を変えた。自民党の長期政権に見切りをつけた。民主党政権が行った事業仕分けなどは十分ではなかったかもしれないが、政官業の癒着、しがらみを断ち切る変化に国民は喝さいを浴びせた。
しかし「変」が社会を大きく変えるかというと、現実はそう簡単にはいかない。民主党政権のガソリンの暫定税率廃止のマニフェストは早速破られた。鳩山首相はぶれ、小沢幹事長の影だけが目立つ。来年の参議院選挙だけを最優先に民主党は政治を行っている、と国民は見ている。
経済は当然のこと、世界は大きく動いている。
09年が「変」であったなら、2010年はどのような年になるか。除夜の鐘を聞きながら、1人静かに考えたい。
みなさまもよいお年をお迎えください。