
2016年東京オリンピックは残念ながら実現することはできなかった。楽しみにしていただけにやはりショックだ。
石原都知事を初め誘致活動のご苦労をされた方、みなさまに感謝の意を表したい。今回は残念な結果になってしまったが、もう二度とオリンピックが開けないというわけではない。それどころか、次の2020年、あるいはその次の2024年の誘致を目指せばいいと思う。
今回の誘致のテーマは「環境」だった。それはそれで間違いではないだろう。しかし、日本で開くのであればやはり「平和」を抜きに語れない。
時あたかも、今年、オバマ米国大統領が核廃絶宣言をした。勇気ある発言だ。私も賛成だ。人類初の被爆国、日本でオリンピックが開ければ改めて、平和を訴えることができると思う。
以前この欄でも書いたが、男女のマラソンを広島と長崎で実施したらどうだろう。
オリンピックでは誘致した都市およびその近郊で競技が開かれるのが基本だが、実現すれば、まさに世界の人たちに核の悲惨さを思い起こさせ、平和の尊さを訴えることができる。
当然のことだが、都民、国民の理解がなければダメだ。今回の招致失敗の反省の上に立ち、都民、国民を巻きこみながら五輪招致の運動をすべきだろう。
オリンピックで平和を訴える意義は大きい。そして、驚いたのは、オバマ大統領のノーベル平和賞の授与が決定したことだ。受賞理由は、「核兵器のない世界」を提唱した事だという。今回のノーベル平和賞受賞はまさに応援メッセージのようだ。実績だけでなく期待として授与されることは大変素晴らしい事だ。