
9月16日、特別国会で首班指名が行われる。いよいよ、鳩山民主党政権が誕生する。
今日は、別の観点から政治というものを考えてみたい。
先日、オランダに行ってきた。こどもの幸せランキング第一位、それがオランダだった。子ども
自身が幸せと思う国とはどんな国だろう。それがオランダを見てみたいという強い気持ちになった
。
そのオランダで思わぬ出会いがあった。デニーおばあちゃん、91歳。おばあちゃんは通常の年
金だけで生活している。年金は月に13万~14万円という。
おばあちゃんは、日本の基準で言うならば要介護2~3であろうか。10万円の介護保険がもら
える。ところがおばあちゃんは、介護保険はもらっていない。
聞いてみた。「なぜ、10万円をもらわないの?」。おばちゃんは答えた。「年金の13万円が
あれば十分。自分が介護保険をもらわなければ、国がちゃんと使ってくれる」。
私は言葉を失った。91歳の老婦人は国を、政治を信じ切っているのだ。自分が介護保険をもら
わなければ、もっと国が有効な使い方をしてくれる、と。
このような感覚が今の日本にあるだろうか。今の日本に欠けているのはこの「信」ではないない
かと思う。国民が政治家を信じる、政治家が国民を信じる。そのお互いの「信」があってこそ、真
の政治が成り立つ。まさに「信なくば、たたず」だ。
鳩山民主党政権はどのような政治を実現していくのか。
国民と「信」を築けるかという観点でみていきたい。
デニーおばあちゃんは帰途に就く私に言葉をプレゼントしてくれた。「人間だから政治家も間違
うことがある。でも、その時には、次に正しい政治家を選べばいいのよ」。