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JOURNAL 思想・時事評

政治 2009.09.14

デニーおばあちゃんに教わった大事な大事なこと

 9月16日、特別国会で首班指名が行われる。いよいよ、鳩山民主党政権が誕生する。
 今日は、別の観点から政治というものを考えてみたい。

 

 先日、オランダに行ってきた。こどもの幸せランキング第一位、それがオランダだった。子ども

自身が幸せと思う国とはどんな国だろう。それがオランダを見てみたいという強い気持ちになった


 そのオランダで思わぬ出会いがあった。デニーおばあちゃん、91歳。おばあちゃんは通常の年

金だけで生活している。年金は月に13万~14万円という。
 おばあちゃんは、日本の基準で言うならば要介護2~3であろうか。10万円の介護保険がもら

える。ところがおばあちゃんは、介護保険はもらっていない。
 聞いてみた。「なぜ、10万円をもらわないの?」。おばちゃんは答えた。「年金の13万円が

あれば十分。自分が介護保険をもらわなければ、国がちゃんと使ってくれる」。

 

 私は言葉を失った。91歳の老婦人は国を、政治を信じ切っているのだ。自分が介護保険をもら

わなければ、もっと国が有効な使い方をしてくれる、と。
 このような感覚が今の日本にあるだろうか。今の日本に欠けているのはこの「信」ではないない

かと思う。国民が政治家を信じる、政治家が国民を信じる。そのお互いの「信」があってこそ、真

の政治が成り立つ。まさに「信なくば、たたず」だ。
 鳩山民主党政権はどのような政治を実現していくのか。
 国民と「信」を築けるかという観点でみていきたい。

 

 デニーおばあちゃんは帰途に就く私に言葉をプレゼントしてくれた。「人間だから政治家も間違

うことがある。でも、その時には、次に正しい政治家を選べばいいのよ」。

 

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