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JOURNAL 思想・時事評

スポーツ・芸能 2009.06.08

国のため闘い傷ついたイチロー 連続試合安打の持つ意味

 シアトル・マリナーズのイチロー外野手が6月7日、ついにア・リーグ首位打者に躍り出た。ミネソタ・ツインズ戦で4打数2安打をマークし、打率.356に上昇。打率.356は、両リーグを通じてもトップだという。
 6月5日のツインズ戦で連続安打記録が27試合でストップしたばかりだというのに、なんたる精神力か。

 

 3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。日本の連覇で終わったが、そこで見たイチローは自分のために戦ってはいなかった。彼は国のために戦っていた。その代償が胃潰瘍だった。
 「自分が人間だと分かって良かった」と周囲を笑わせたが、イチローがおった重圧は図りしれないものだっただろう。
 同じように重圧をおった松坂大輔選手はいまだ、調子が上がってこない。そんな中でのイチローの連続試合安打の自己記録更新である。
 感嘆の声が上がらないほど、すごい。

 

 以前、日本テレビの番組で徳光和夫さんから「春先の巨人はどうですか?」と聞かれ、私はこう答えた。「WBCで原さんが運を使い果たしたから、ダメでしょう」と。しかし、結果は外れ、巨人は好調を維持している。
 そこで、はたと気付いた。WBCの日本チームの軸は原監督ではなかったのだ、だから彼の運は使っていない、チームの軸はあくまでイチロー、松坂だったのだ、と。

 

 6日、岡田ジャパンはワールドカップ南アフリカ大会の本大会出場を決めた。4大会連続4回目の出場には拍手を送りたい。岡田ジャパンに"イチロー"が現れるか、本大会の成績はそこにかかっているのではなかろうか。


 

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