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JOURNAL 思想・時事評

国際 2009.05.24

上海・南京路で感じた取り戻しつつある中国の自信

 あまり注目されていないが、中国経済が回復している。

 

 5月19日、中国・上海株式相場は3営業日連続で続伸した。ニュースによると、上海総合指数の終値は13日以来1週間ぶりに年初来高値を更新。これは2008年8月7日以来の高値水準だという。

 

 先日、台湾、香港とあわせ上海に出張に行ってきた。私が上海で定点観測しているのが
南京路だ。南京路は世界でも指折りの繁華街として知られる。世界最長のショッピングモールがあり1日に100万人もの人が訪れるという。これまで上海に行くたび、南京路を歩き、はだで中国の勢いを感じてきた。
 南京路を前回訪れたのは今年2月のこと。そのときは明らかに歩く人に元気がなく、街に活気がなかった。それがどうだ。今回は街に勢いが戻っているではないか。

 

 地元の人と話をするとこう言った。
 「結局、世界中のおカネの行き先がないんだ。リスクがどこに行っても同じなら、中国に来るのが当然。なかでも上海。上海に世界のカネが集まっている」
 上海万博の会場もできあがりつつある。中国人はすっかり自信を取り戻している。
 自信はどこから来るのか。それはやはり人口だ。輸出が減るならば内需しかない。内陸部に人口を抱える中国の懐は深い。これから中国の内需が拡大していくだろうな、と確信した。

 

 翻って日本。人口減少社会の中でいかに経済のかじ取りをしていくのか。やはり、政治の担う役割は大きい。企業経営でも売上げが減少するときが最も難しい。いかに効率化するかが問われる。売上げが減少するかもしれない日本株式会社の経営はたやすくない。

 

 南京路を歩きながら、自信を取り戻しつつある中国、そして行く先の方向が見えてこない日本に改めて思いを馳せた。

 

 

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