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政治 2009.05.08

世襲問題は政治家の問題ではなく私たち自身の問題

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 今年もゴールデンウイークが終わった。「1000円高速」が話題になり、各地でマイカーの渋滞が起こった。みなさんは、どのような休暇を過ごされただろうか。

 

 高速道路の大渋滞や豚インフルエンザの陰にすっかり隠れた感がある日本の政治情勢。世襲問題も一時ほどの報道はないが大事な問題だ。ここに来て話題になっているのは、自民、民主両党が選挙を睨んでマニュフェストに載せようとしているからだろう。選挙対策の感が強い。
 一般的に言えば、政治家の世襲はおかしい。3代目、4代目などと聞くと、この国はどうなっているのだろうかと思う。
 しかし、ちょっと待って欲しい。私たちにそれを言う権利があるだろうか。3代目、4代目を選挙で選んでいるのは誰か。私たちである。選挙に行かないことで後援会組織という固定票を持つ彼らを当選させているのは、私たちではないか。
 投票したい人がいないという声もあるだろう。しかし、それも選挙に出ない国民が悪いと言えないか。被選挙権はわれわれ自身の権利のはずだ。

 

 経営とて同様。私の周りでも優秀な2代目経営者、3代目経営者をあまり眼にしない。サントリーの佐治信忠社長などは例外中の例外だろう。創業者は突然変異で生まれる。その後を血縁という理由だけで継ぐのは所詮無理がある。
 経営者の場合、株主のチェックが入る。起業理念が守られていないと判断されれば、2代目、3代目経営者など、吹き飛ばされてしまうだろう。

 

 政治家の世襲に対していま、選挙区を変えようとか、3親等以内の立候補を禁止しようとか、様々な意見が出ている。しかし、イレギュラーなことを前提に仕組みを作ってはいけないと思う。あくまでルールはあるべき姿を前提に構築すべきだ。
 力のない政治家は粛々と退場してもらう。私たち自身の投票行動で実現する。
 世襲問題は政治家の問題ではない。私たち自身に突きつけられた問題なのだ。

 

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