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JOURNAL 思想・時事評

経済 2009.06.05

GM破綻が教えてくれるもの

 経営危機に陥っていた米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は6月1日、日本の民事再生法にあたる米連邦破産法11条の適用を申請、経営破綻した。今後も操業を続けながら、経営改革して再建を目指すという。 
 新聞によると、米政府は日本円で3兆円近い追加支援をするとともに、新生GMの株式の約6割を取得するという。
 ここに至り、米国を代表する企業だったGMは「国有化」されたのだ。

 

 今から30年近く前、私は起業のテーマを探す旅に出ていた。世界中を歩いた。そこで眼にした"アメ車"には圧倒された。大きな車は心底かっこよかった。GM=アメリカ。成長、繁栄、GMはアメリカンドリームのの象徴そのものだった。それが30年経って消え去った。

 

 トヨタでも20年後は隆々としているかは分からない。万物は流転する。

 

 変化のスピードは速い。飲食店で一つのお店がもつのは5年とよく言われたが、今や3年だろう。香港ではその寿命が1年半と思える。
 若い人が人と同じ行動をするのを良しとしなくなった、行きつけをもたなくなった、保守的ではなくなった等々。理由はさまざま考えられる。

 

 しかし大事なのは理由ではない。われわれ自身が進化を遂げなければ捨て去られるという事実だ。既存のものを無自覚に受け入れ、思考を停止すれば企業は滅び去ってしまう。

 

 GM破綻のニュースはわれわれに、変化、進化の重要性を教えてくれている。

 

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