
経営危機に陥っていた米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は6月1日、日本の民事再生法にあたる米連邦破産法11条の適用を申請、経営破綻した。今後も操業を続けながら、経営改革して再建を目指すという。
新聞によると、米政府は日本円で3兆円近い追加支援をするとともに、新生GMの株式の約6割を取得するという。
ここに至り、米国を代表する企業だったGMは「国有化」されたのだ。
今から30年近く前、私は起業のテーマを探す旅に出ていた。世界中を歩いた。そこで眼にした"アメ車"には圧倒された。大きな車は心底かっこよかった。GM=アメリカ。成長、繁栄、GMはアメリカンドリームのの象徴そのものだった。それが30年経って消え去った。
トヨタでも20年後は隆々としているかは分からない。万物は流転する。
変化のスピードは速い。飲食店で一つのお店がもつのは5年とよく言われたが、今や3年だろう。香港ではその寿命が1年半と思える。
若い人が人と同じ行動をするのを良しとしなくなった、行きつけをもたなくなった、保守的ではなくなった等々。理由はさまざま考えられる。
しかし大事なのは理由ではない。われわれ自身が進化を遂げなければ捨て去られるという事実だ。既存のものを無自覚に受け入れ、思考を停止すれば企業は滅び去ってしまう。
GM破綻のニュースはわれわれに、変化、進化の重要性を教えてくれている。