
読売新聞によると、12月5~7日に実施した全国世論調査で、麻生内閣の支持率が20.9%となり、11月初めの前回調査(40.5%)からほぼ半減したという。不支持率は66.7%で約25ポイント跳ね上がっている。
麻生内閣の支持率は「危険水域」とされる3割を割り込み、8月の面接調査で28.3%だった福田内閣末期より低い水準にまで落ち込んだというから驚きだ。
支持しない理由を見ると、「指導力がない」、「安定感がない」が急増しており、有権者が首相の資質に失望したことがよくわかる。
私は10月14日の本欄で麻生内閣登場に際して「二世議員批判」を行った。詳細はそのときの記事を見ていただくとして、世襲議員のひ弱さについて指摘した。二世議員は、地方選出の議員でありながら、東京で裕福に育つ。ゆくゆくは地盤を継ぐんだと言われ続け、庶民感情が生まれるはずがない。多くの二世議員はたいした実社会経験も積まず、父親の秘書になる。そうした人たちが国会議員になっていく。
この意見に対して、政治を熟知した方からご意見をちょうだいした。「現在の政治家の人たちを見ると、二世議員の方がそうでない議員より力が上。官僚出身議員と併せそうした議員がいなくなればこの国はたち行かない」。もっともな意見だと思う。
しかし、だ。志を持った優秀な人材が入っていかないから、そうした二世議員が跋扈(ばっこ)するとも言えるだろう。優秀な人材が入っていって、競争で二世議員を凌駕していく。これが正しい姿だと思う。閣僚の大半を二世議員が占めるなど、やはり異常な姿だ。
冒頭の世論調査を見ると、衆院選後の望ましい政権は「政界再編による新しい枠組み」(33%)がトップで、有権者の約6割は「自民か民主か」の二者択一を超えた新しい政治を求めている。
2009年は日本社会にとって「変革の幕開けの年」になるのかもしれない。